言語聴覚士専用の「指伝話メモリ for ST」
よくある質問と回答
指伝話メモリと指伝話メモリ for STとの違いは何ですか?
大きな違いは、指伝話メモリ for STが
○一般販売せずSTのみ(もしくはSTの所属する病院や施設)に提供している。
○機能として、ST専用の絵カードが付属している。
○ST版で専用の絵カードを使用した絵カードセットを書き出した場合には 指伝話メモリでは編集できない。
○専用の絵カードを使用していない場合は、指伝話メモリで編集できるようにするかどうかを指定できる。
という4つの機能があることです。
なお、どちらのアプリで書き出した絵カードセットも、YMプレーヤーに読み込んで使用することができます。
指伝話メモリ for STで提供される絵カードについて
現在、指伝話メモリ for ST で提供されている絵カードセットは、Basic64と呼ばれる基本語64個の絵カードと、それらから作成された、呼称(p:sp)、聴理解(sp:p)、読解(le:p)のセットが60セット入っています。失語症中等度~重度を対象して準備されており、若手STの方も失語症訓練の中核である語彙訓練を適切に始めることができます。
また、日本語の表記に関しては、ひらがな、漢字、ルビ付の3種類があります。
Basic 64の絵カードはどのようにして決めたのですか?
Basic64にある単語は、どの方にも馴染みが深く、想起しやすいものを選んでいます。その指標として、単語心像性を収録したNTTデータベース(NTTデータベースシリーズ「日本語の語彙特性」2005)を参考にしています(Basic64の単語は、すべて文字単語心像性が5.7以上であり、その大半は6.0以上です)。
その他、嚥下に関する説明用の画像セット、読み仮名を確認するためのカードセットなどを追加提供しています。今後、動作語や、他の語の絵カードも提供予定です。野菜の写真など一般的な絵カードに使える画像は、随時無償で提供しています。
最初のご購入時に、Basic64から作成した絵カードセットを提供します。その後の絵カードの追加は、別途、有償または無償で提供しています。