指伝話とアクセシビリティ

特集
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iPadのアクセシビリティ機能

2022年3月25日に開催された慈恵医大主催の第1回アクセシビリティセミナーで、iPadのアクセシビリティ機能について20分ほど実際のユーザ事例(7例)を含めてお話しました。



指伝話アプリとアクセシビリティ機能

指伝話アプリは、iPadのアクセシビリティ機能との親和性が高く設計されています。
また、1つのスイッチを使っての操作では、スイッチコントロール機能では難しい方であっても操作しやすい仕組みを、スイッチ接続キット(変わる君)と指伝話メモリを組み合わせて操作する方法も提案しています。
スイッチ操作については、システムデザインラボと共同開発した空気圧式スイッチ(エアースイッチ2:AS2 https://www.yubidenwa.jp/as2/)は、感度調整のしやすさが人気で、ALSなど神経難病でわずかな力でスイッチを操作される方に好評です。
iPadのアクセシビリティ機能に対する工夫は、以下の説明もご参照ください。

VoiceOver

VoiceOverとは?

目が見えない・見えづらい方が、指で画面を触り、ガイダンス(読み上げテキスト)を聞きながらiPadを操作するための機能がVoice Overです。

読み上げテキスト

VoiceOverが読み上げる内容は指伝話メモリのタイトル欄に指定したテキストになります。
つまり、読み上げテキストは自分で自由に設定することができます。

画面項目

指伝話メモリの画面表示は、縦横の数が決まっているカード表示に統一されるので、画面の中の配置や画面遷移・機能を理解するのが簡単です。
画面によって表示される項目の位置や大きさがまちまちだと理解が大変ですが、例えば常に縦3横3の計9枚の同じ大きさのカードが画面に表示されているというルールで使うなら理解がとてもしやすくなります。

出来ること

指伝話メモリなら、カードを1枚を選択すれば、話すだけでなく、音楽をかける、メッセージを送るなと、さまざまなことかできるようになりす。シンプルな操作で出来ることがたくさんあります。

スイッチコントロール

グライドカーソルが使いやすい

画面上の小さなボタンをグライドカーソルで選択するのは難しいですが、指伝話メモリのカードを1枚選択するのであれば、比較的簡単に操作ができます。
左側の画面はNature Remo標準アプリでのエアコン操作画面です。右側は指伝話メモリで作成したエアコン操作画面の一例です。このように、選択する場所が大きいと、グライドカーソルで選択するのがとても簡単になります。


基本的に指伝話メモリの操作はカードのタップだけですので、ハイライトメニューを表示する必要がありません。他のアプリを呼び出して操作する場合にはハイライトメニューが必要な時もありますので、スイッチコントロールの設定は「タップの操作 > 自動タップ」にしておき、必要な時だけハイライトメニューを使うようにすることで、スイッチ操作の回数を減らすことができます。
メールの送信や音楽の選択・家電の操作など、カード選択で処理が完了するものも多くありますので、スイッチ操作の回数を減らして余る力と時間を他のことに費やしていただくことができます。

画面操作

指伝話メモリでは、ページ遷移をカードを選択して行うことができます。階層的な画面を作っても遷移はカードを選択する操作で行います。
スワイプやスクロール操作を行わず、スイッチでの操作は基本的にはタップだけで行うことができるので、スイッチ操作が楽になります。


また、複数ページがある画面で、スワイプによるページ送りをしない設定が可能です。タップしようと思って指を素早く操作できずにスワイプになってしまうようなケースでは便利です。

画面のカスタマイズ

指伝話メモリは、カードに表示する枚数を1・2・4・8・9・16・25枚に設定することができます。
最初は少ない枚数から、慣れてきたら枚数を増やして選択するといったように、身体の動きや慣れに応じて画面を作り替えるのが容易です。

項目読み上げ

指伝話メモリでVoiceOverやスイッチコントロールの項目読み上げを使う場合に、システムが読み上げる内容は、カードの「タイトル」欄に入力された文字になります。とても簡単に読み上げテキストを自分で設定することができます。

出来ること

指伝話メモリなら、カードを1枚を選択すれば、話すだけでなく、音楽をかける、メッセージを送るなと、さまざまなことかできるようになりす。シンプルな操作で出来ることがたくさんあります。

滞留コントロールへの対応

滞留コントロールを使えば、マウスやトラックバッド、視線でカーソルを操作した時に、指定した時間カーソルを静止させることで、カーソルのある場所でアクションが実行されるようになります。
画面一杯に選択肢が埋まっていると、カーソルを動かし続けて目的の場まで移動させなければなりません。もし途中でカーソルを止めてしまえば、そこが選択されてしまいます。カーソルをずっと動かし続けるのは難しい時があります。
カードを格子状に配置し、空白部分を設けました。空白でカーソルを止めて滞留コントロールで自動タップされても何も起きませんし、動かせる準備が整ったら再びそこからカーソルを動かせば良いです。少しづつ動かしていくことも可能です。こういった工夫が指伝話メモリはし易いです。

画面表示

画面表示をカラー反転させた方が見やすい方のために、iPadは標準でカラー反転をするための機能があります。「設定 > アクセシビリティ > 画面表示とテキストサイズ > 反転(スマート)」をオンにしてください。
なお、iOS/iPadOS 15では、アプリごとにこの指定を行うことができます。「設定 > あくせ」

指伝話メモリのカードのデザイン

指伝話メモリのカードは画像を使うことができるので、KeynoteやPowerPointで自由にデザインしたカードを使うことができます。写真やイラストを入れてわかりやすくすると選び易いカードになります。画像として作るのであれば、文字の大きさも自由に作ることができます。


指伝話プラスの表示

指伝話プラスの文字サイズ・1行の高さを設定で変更することができます。

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