指伝話文字盤パック 詳しい説明

 指伝話文字盤をさらに活用するための指伝話メモリのセット

[ 製品情報 ] [ 詳しい説明 ] [ ダウンロード ]

指伝話文字盤パック:詳しい説明

 基本は指伝話文字盤を使いたいけれど、あと少しだけ便利にしたいという方に最適です。
 また、普段は指伝話メモリのカードを選択して使っているけれど、自由な文章を入力する方法も使いたいという方にも最適です。
 指伝話メモリと指伝話文字盤のコラボによって、できることをさらに増やしていただくことができます。

例えばこんなことが簡単にできるようになります

定型文を呼び出す

 定型文を使うなら指伝話メモリのカードが便利ですが、自由に文字を入力できる指伝話文字盤を使っている時にさっと定型文を入力したいことがあります。
 「1」と文字盤で入力したものを「からだの向きを変えてください」という文章に変換する例です。
 変換のルールは、自由に設定することができます。

文字盤にない文字に変換する

 指伝話文字盤で発話した内容は、クリップボードにコピーされるので、それを他のアプリでペーストして利用することができます。
 指伝話文字盤はひらがなと数字だけしか入力できませんが、絵文字や感嘆符・疑問符を混ぜた文章を作りたい時もあると思います。
 それを実演するために、一定のルールに基づいて文字を変換する仕組みを使った例です。
 変換のルールは、自由に設定することができます。
 例では、「12」は「?」、「11」は「!」、「00」は改行、「25」は「 😊」に変換されています。
 定型文への変換とは異なり、文章の途中にある文字列を一定ルールに基づいて変換することが特長です。

メッセージで送る

 指伝話文字盤で入力した内容を、メッセージアプリ(SMS, LINE, Messengerなど)を使って送信する例です。
 複数の宛先に同時に送るよう設定することもできます。例えば「家族みんな」というカードを選択すると、妻にはSMSで、子ども2人にはLINEで同じメッセージを同時に送るといったことが可能です。

漢字混じりの文章に変換する

 指伝話文字盤でひらがな入力した内容を、漢字混じりの文章に変換する例です。
 この操作は、ChatGPTの機能を使っています。
 漢字への変換は、ChatGPTに任せているので、思い通りに変換されない場合もありますが、ChatGPTの性能がかなり向上してきましたので、かなり良い変換内容になっています。
 なお、サンプルでのChatGPTのプロンプトは以下の通りです。もし、さらに良いプロンプトがあればそれに変えていただくこともできます。
 「以下のひらがなの文章を漢字やカタカナを適切に使って書き換えてください。余分なコメントは不要で、単に漢字変換をしたいだけですから、文字列だけを返してください。」

ChatGPTに調べてもらう

 指伝話文字盤で入力した内容を、ChatGPTに調べてもらい、結果を文字盤に表示したり、メモに書き出すことができる例です。
 サンプルでは、単純に調べてと依頼する方法に加え、100字で説明してもらい文字盤に表示したりメモに出力する他、動画リンクやその言葉に関連するリンクを調べてもらう例が入っています。いずれの例も、文字盤パックとしては、指伝話メモリのカードの中で指定したプロンプト(ChatGPTに問い合わせる言葉)を投げかける仕組みになっていますので、自分でプロンプトを設定して活用することができます。


コマンド(指示をして処理を実行する)

 ショートカットアプリを使って、iPadのさまざまな操作を組み合わせて実行することを、指伝話文字盤から簡単に呼び出すことができます。
 サンプルでは、「1」と入力をして「コマンド」として実行すると、その時の日時を音声で伝える例となっています。
 この時の「1」が「日時を読み上げる」という動作に対応するという設定は、設定用ショートカットで自由に定義することができます。

 また、他のサンプルとして、入力した文字の最後に「_うた」(_は空白を選択した時に入力される)をつけてコマンドとして呼び出すと、入力されたひらがなから曲名または歌手名として適切に変換した上で、その歌手の曲またはその曲をAppleミュージックライブラリから検索をして曲を再生し、変換した文字列を指伝話文字盤に表示する例が入っています。
 なお、変換できない場合には、元の指定した文字列を指伝話文字盤に表示します。
 文字の変換はChatGPTに頼んでいます。曲名によっては半角スペースや中黒を含むものがありますが、ChatGPTは概ね正しく変換してくれます。Appleミュージックの曲の検索は、ライブラリに登録してあるものだけが対象となります。

サンプル一覧

 サンプルとして文字盤パックに入っている機能です。

機能 内容
定型文に変換する 入力内容を文章に変換する。また、入力された文章の中の文字を別な文字や文章に変換する。
メモに保存する 入力内容をメモアプリで、その日の日付で分けたメモに追記します。
新規メモに保存する 入力内容をメモアプリで、新しいメモを作成して保存します。
百人一首を調べる 百人一首の上の句から、全体の句に変換します。
奥の細道を調べる 奥の細道の俳句の最初の5文字(上五)から、全体の句に変換します。
音楽をかける 指伝話文字盤に入力されている文字で、音楽(Apple Music)を検索し該当する曲があれば再生します。
ネット検索 指伝話文字盤に入力されている文字で、インターネット検索しブラウザをSplit Viewで開きます。
YouTube検索 指伝話文字盤に入力されている文字で、YouTube検索し、ブラウザをSplit Viewで開きます。
インターコム送信 指伝話文字盤に入力されている文字を、指定したインターコムで伝えます。
コマンド操作 指伝話文字盤に入力されている文字で指定したコマンドを実行します。
メッセージ送信 指伝話文字盤に入力されている内容をメッセージで送信します。
ChatGPTを使う ひらがなの文章を漢字混じりに変換する、調べ物をしてメモに保存するなどをします。
タイトルとURLをコピーしました